私は、自己投資が一番効率のいい投資だなと思って生きています。
塾の構造って自己投資をすることの必要性を説明するためにピッタリなんです。
未来の自分にかけて利率が4%切り崩しのインデックスファンドをするよりも稼ぐ力のため自己投資に振ったほうが利率がいいと心底考えているので紹介していきます。
塾で売っているサービス
塾は教育サービスを提供しており、年間数十万円支払って得られる内容の大枠は、環境整備とケツ叩きです。
わたしも塾に中高時代通っていましたが、やっていることは①宿題の答え合わせ②解説③テスト④テスト答え合わせです。
主にこれだけで回しており、家で模試やっていたら一人でできるよね。という内容でした。
一人でできていたらみんな東大合格
塾のように結局これって一人でできるよね。系のサービスって極論自分でできるんですよ。
でも人間は弱くて、この道があっているか確証がないと怖くて継続できないんですよね。
3NOT
ひとは見ない、信じない、やらないという3NOTと呼ばれる法則があるのですが、テキストを読んで実践するだけだと誰でも東大に入れますよね。
必要なのは知識です。他人がよくミスるところを知っていれば対策ができます。
よく出る問題の傾向を集めていることが価値
○○は頻出問題だから90%以上出題されるからAランクとしておさえておこう。
△△は30%しか出題されないから切り捨てよう。
みたいな経験則にこそ価値があって正しいレールを教えてくれているんですよね。
経験則があるとみんなが陥りやすい地雷源が事前にわかり、対応対策ができるので勉強時間と方向性を正せるんです。
極端な例でいうと大学受験に必要な科目が国・数・英にもかかわらず地理を学習してたら時間を失いますよね。
こんなことが世の中たくさんあって、アホな失敗をしなくて済む+リカバリーする時間とお金を守れたら充分価値があります。
サービスは何を教えるか?何を削ぎ落すか?
教科書をやっていれば全員合格するけど、脳の記憶力や時間には限界がある。
人間はロボットではないからサボることもあるし、言い訳してやらないなど結果がでないことばかりです。
塾がおさえているサービスは、過去の模試データなどを集積し傾向を分析し、どの問題がでやすいのか?を効率よく教えることです。
取捨選択で時短する
出題率が20%しかない問題に時間を割くよりも80%出題される問題を何回も繰り返したほうがいいですよね。
一般人はこのノウハウがないから塾代を支払うわけで、ただ月謝が高いと言っているひとは最短の道で合格を目指すというゴールを把握しなきゃいけないですね。
他のサービスでも要らないモノに時間を使わせない、間違えて正しいハシゴに上るには降りてまたハシゴを見つけてのぼらなきゃいけませんから必要ないものを判断し削ぎ落すということがサービスの核になります。
依頼するなら
塾に限らず何かの講座にはいりたいと考えたら、まずその人物に向けられている銃口数をみてましょう。
サングラスや仮名で運営している人間には後ろめたいことがあります。
※私は過去このような人物から○○〇万円詐欺られたことがあります(笑)
玄関先でサングラス・顔出しNGの人間が名乗らず営業に来ていたら話を聞いちゃいけません。
私は怪しいものですといって営業掛けてきているのですから・・・
反対に顔出し・実名で多くのフォロワーを抱えているのであればヘタな商品を販売すると炎上してしまいます。
その分、品質保証されているとも考えられます。
ヘタな商品を生みだし販売することで実績がでずに口コミがわるい評価になります。
このような状態になると顧客リスト+未来の売り上げも消失してしまうので損しかありません。
いい商品とは顧客に成果実績を出させて口コミを発生させ自分の代わりに営業してもらうことができるモノです。
塾はケツ叩きをする場所
塾のサービス内容の1つにケツ叩きという面があります。
いつまでにやるのか?なんでやらないのか?を設定し生徒の進捗を管理します。
人間は怠惰な生き物なので宿題・報告・添削・テストを実施して環境を整備してくれることもサービスです。
学習環境
学習環境の提供もサービスの一つで、スマホが使えない環境で静かな場所に学習以外できないという文化・環境を用意し集中力を高め学習させるようにしています。
家だと継続できず、ゲームや漫画など誘惑が襲い掛かってきますが教室ではそもそもモノがないので強制的に部屋に入れることによって質のいい時間を過ごすことが可能になります。
勉強をしなきゃいけない部屋にぶち込まれたらやるしかないですからね。
ライバルの存在
また他の学生というライバルを用意することで勉強時間の基準値を共有し、同じ目標を持つ仲間に負けられないなどモチベーションを維持するのにも役立ちます。
あいつだけには負けたくない、落ちぶれて顔合わせるのが恥ずかしいなど人間のプライドを利用した教育環境ですね。
親が決裁権者
塾の代金を支払うのは親です。
親の心理状態としては、こどもをいい学校に入れたい、いい学校をでて安定した企業に入れるようにしたい。
いい学校に入ること=稼ぐ地肩がついて将来助かる。という願望とニーズを巻き取ったサービスが塾です。
親の投資先がこども
高学歴は稼ぐ力が高いので投資先のようなものです。
親はリターンが読みやすくなることから知識投資に力を入れているのです。
親からすると勉強する環境にぶっこんで置けば机に向かう時間は確保できるので家で勉強を管理する手間が省けます。
また受験にはタイムリミットも存在するので悩みの緊急性が高く、決裁権者が親になることで金払いが良くなります。
管理コストが少なくなる
親からすると中学生以降の学習をサポートするには労力がかかります。
親が実際に受験した経験値も古くなっており、ノウハウも数十年前で更新がストップしています。
この状況であれば経験豊富な人間に外注してしまったほうがラクで成果も出やすいです。
金さえ出しておけば一定の成果がでるのでお金持ちほど人を動かし成果を得ます。
塾の顧客リストは一度とったらずっと回収できる
塾の顧客リストは超高いです。
理由としてはLTV(生涯顧客価値/ライフタイムバリュー)があげられます。
簡単にいうとリピーターのことですね。
LTVという考え方
売上=①集客×②見込み顧客×③成約×LTV(リピーター)なので一つの世帯で何回リピート購入してくれるかが売り上げをあげるためには重要です。
例:生徒1人を獲得しました。3万の月謝だとすると年間36万は確保できますし、6年間通ったら216万円が手に入ります。
ではこの生徒をチラシ1枚で勧誘し成約できたら・・・
収益を予想しやすいので行動計画を作りやすく、積み上げできるので友達を紹介してもらうことも可能です。
紹介で成約したら本来かかっていた広告費がなくなるので紹介キャンペーンのカラクリも理解しやすいですよね。
パレートの法則
塾に通える家庭は可処分所得が多く生活に余裕があるので第2子もいたりして、1世帯から2、3人成約することも可能です。
顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげているというパレートの法則にもあるように 全ての顧客を平等に扱うのではなく、2割の優良顧客を差別化することで8割の売上が維持でき、高い費用対効果を追求できるとするもの。
1潜在顧客を獲得するとずっと収益化できるようになるので、ビジネスモデルとしても優秀です。
1年生で成約するとサブスクリプション型なのでよほどのことが無い限りは継続します。
魚のいる池で釣りをしろ
ビジネスをするときは顧客がいる世界で勝負することが鉄則です。
お金・健康・恋愛はとくにお金の市場流通量が多く、潜在顧客がたくさんいます。
公園でラップの講座を売るよりも駅前で占いをしているほうがお金になるのです。
需要のないところで勝負すると赤字になり継続ができなくなります。
塾の場合、お金を持っていない家庭でも、こども手当など国から受け取れるお金を教育費として捻出させることができるので優秀な収益モデルです。顧客の財布に国というバックがついているんですね。財布にバックって・・・(略)
HARM(ハーム)の法則とは?
「HARM(ハーム)の法則」と呼ばれる法則があります。こちらは、「Health(健康)」「Ambition(野望)」「Relation(人間関係)」「Money(お金)」4つの頭文字を取ったものです。
人の悩みの9割が、このHARM(ハーム)の法則に当てはまります。
塾の場合、こどもに良いものを選んで食べさせて安定した家庭をつくらせたい(健康)、成功できるように(野望)、切磋琢磨して社会的資本を増やさせたい(人間関係)、稼ぐ力をつけ自立させ安心して過ごせるように(お金)をおさえたサービスです。